概要

古墳時代後期から終末期の群集墳。6世紀後半〜7世紀後半の約100年間で30基が造られており、その出土品から鉄器製造に携わる人たちの墓と考えられている。調査済みの27基のうち9基を保存し、公園として整備。 保存された9基のうち最も大きく、高い場所に造られた18号墳は刀や弓矢、矢入れ、馬具の他に鍛冶具(鉄器を作る為の道具)など豊富な副葬品が出土しており、被葬者は地域のリーダー格の武人または鉄器職人集団の親方と考えられる。石室入口付近からは多数の土器が出土しており、古墳の前で祭祀を行った様子が窺える。さらに他の古墳からは西アジアで造られたガラス玉や新羅で造られた土器が出土し、海外との交流を物語る。 またエリアでは土坑墓群も確認されている。 前述のとおり公園として整備されており、10台ほどの無料駐車場とトイレ、遊歩道、東屋、ベンチと設備が整っており、高台にあるため見晴らしもよく、気持ちよく見学できる。

基本情報

所在地福岡県大野城市乙金1丁目29 善一田古墳公園
築造時期時期不詳
墳丘形状不詳
墳長-
後円部-
前方部-
出土品-
-

みんなの口コミ

2
  • guest2024/10/14

    管理が行き届いた公園だった。国指定でない古墳にしては珍しく、整地も施設も一級品だ。案内板で近辺に2基の古墳が現存することを知り、大野城市の歴史保護への姿勢が垣間見える。次の訪問に向けて、周辺遺跡の調査をしておきたい。

  • guest2023/10/31

    訪問時に気になったのは、整備の浸透力の問題だった。駐車場が完備されている点は評価できるが、斜面の下部を見ると自然が侵蝕を始めており、草の伸び方から判断するに相当な期間草刈りが行われていない状態だと推察される。初期投資で整備された古墳公園であれば、その価値を保持するには継続的なメンテナンスが不可欠であり、現状では維持管理体制の課題が明白である。