概要
1972(昭和47)年に川崎市が墓地公園として建設する際、山林中の「七ツ池」付近から偶然発見された。発掘調査により、副葬された須恵器の年代から、この横穴墓は7世紀中葉に築かれたものと判明した。最大の特徴は、横穴の奥壁等に線刻画が認められたことである。奥壁中央には太い眉毛とあご髭を備えた人物顔面が描かれ、その下側には人物顔面と疾走する馬5頭が表現されており、うち1頭は騎乗する人物を描いている。特に中央の人物顔面の表情は、男子埴輪や墨書人面土器と酷似していることから、この線刻画が後世の戯画ではなく、同時代の作品であると考えられる。 (川崎市教育委員会資料)
