概要
全長約140m、但馬地域最大の前方後円墳。 墳丘は3段に築かれ、葺石・埴輪(円筒・家・水鳥など)を備える。なかでも水鳥形埴輪はこれまでの調査で23体分確認されており、全国最多の出土数を誇る。くびれ部両側には造り出しが付くほか、前方部両側から外に伸びる渡り土堤が見つかっている。 内部構造は不明だが、池田古墳から出土したとされる長持形石棺の一部が近くの公民館に保存されている。5世紀前半の築造。 市指定史跡、2011(平成23)年指定。 県指定史跡、2013(平成25)年指定。 明治以降の土取りにより墳丘の多くを失い、宅地化・耕作地化も進み、古墳を分断するかのように国道が頭上を横切り、墳丘を保護する目的で架けられた陸橋は、自動車通行と老朽化に伴う振動・騒音が問題化するなど、常に破壊と消滅の危機に晒され、数々の災難に見舞われてきた池田古墳だったが、近年の発掘成果や貴重な埴輪の発見等によってその歴史的価値が見直され、現在では陸橋は撤去され、墳丘への負担を軽減する新工法を用いた盛り土構造の道路に造り変えられたという。古墳を活かしたまちづくりや周辺の古墳を含めた国史跡の指定を目指す取り組みなども行われているとみられる。
