概要
1992(平成4)年に偶然発見された。墳形は楕円形で長さ約41m、最大幅約23m。6世紀中頃に築造され、7世紀初頭まで追葬が行われたと考えられている。5基の埋葬施設を持ち、うち2基の横穴式石室が調査された。周辺は公園として整備され、1号石室が現地で見学できるほか、松山市考古館で出土品や2号石室の原寸大模型を見ることができる。未盗掘石室の調査により、当時の葬送儀礼についての貴重な知見が得られたことなどが評価され、2011(平成23)年に国指定史跡になった。
1992(平成4)年に偶然発見された。墳形は楕円形で長さ約41m、最大幅約23m。6世紀中頃に築造され、7世紀初頭まで追葬が行われたと考えられている。5基の埋葬施設を持ち、うち2基の横穴式石室が調査された。周辺は公園として整備され、1号石室が現地で見学できるほか、松山市考古館で出土品や2号石室の原寸大模型を見ることができる。未盗掘石室の調査により、当時の葬送儀礼についての貴重な知見が得られたことなどが評価され、2011(平成23)年に国指定史跡になった。
| 所在地 | 愛媛県松山市北梅本町甲2455、甲2456 |
|---|---|
| 築造時期 | 6世紀中頃~後半の築造・使用 |
| 墳丘形状 | 楕円形墳 |
| 墳長 | - |
| 後円部 | - |
| 前方部 | - |
| 出土品 | 《1号石室》【武器】鹿角製刀子1・鉄鏃。【農工具等】鉄斧1、鹿角製鉄器1・刀子1【土器】子持高坏、有蓋短頸壷・はそう・坏身・坏蓋。 《2号石室》【装身具】耳環2【武器】鉄鏃【農工具等】鉄釘8【馬具】馬齢・杏葉【土器】脚付子持壺、子持高坏、筒型器台、高坏型器台。 |
| 棺 | 1号石室からヒノキの組合式箱形木棺1基 |
子どもの頃に訪れた時の興奮が今でも蘇る場所だ。
自分の足でこの遺跡を歩んでみたくなった。
駐車場が完備されているおかげで立ち寄りやすく、露出した石室という滅多にない条件で古墳の構造を直接観察できる貴重な場所である。
須恵器職人の統率者がこの古墳に眠っているというのだから、当地の工業史上でもかなり重要な遺跡なんだろう。石室を造り替えたり、もともと別々だった二つの円墳が融合して楕円になったりと、古墳の変遷を肌で感じられるのは他では味わえない。松山観光のついでに立ち寄る価値は十分ある。天候に恵まれず傘を提供していただいたボランティアスタッフの丁寧な対応で、かえって遺跡の細部まで丹念に見学できた。