概要
造山古墳陪塚の1基で、全長約80mの前方後円墳。 後円部径約60m・前方部幅約25m、後円部は3段築成で埴輪(円筒・朝顔形・靫等)を備える。古墳の周囲では周溝状の遺構が確認されている。 埋葬施設は古式の横穴式石室で、玄室部長さ約3.45m・幅約2.5m・高さ約2.7m、室内に設けられた石障(仕切り石)の表面には直弧文の装飾がある。出土遺物は銅鏡や玉類、刀剣、甲胄、巴形銅器など。5世紀前半の築造。 国指定史跡(造山古墳第1・2・3・4・5・6古墳)、1921(大正10)年指定。 日本遺産、2018(平成30)年認定。 造山古墳 http://kofun.info/kofun/14 2009(平成21)年10月、岡山大学が石障装飾の三次元測量を実施するため、水没した石室内の水を抜いたところ石障装飾の劣化・剥離が確認される。 2010(平成22)年7月、石障の保存対策について検討を行う「史跡造山古墳第五古墳保存整備委員会」が岡山市教育委員会に組織される。 2011(平成23)年3月、史跡造山古墳第五古墳保存整備委員会は、石障を石室の外へ搬出することを決定。保存措置のため石室内の装飾部分を搬出するのは奈良県明日香村の高松塚古墳、キトラ古墳に続いて3例目となる。保存処置後は再び石室に戻すとみられる。 2011(平成23)年12月、石障が石室から取り外され、岡山市埋蔵文化財センターに運び込まれる。 2013(平成25)年12月、岡山市教育委員会による発掘調査で、横穴式石室の北東約5mの地点で新たな埋葬施設の痕跡を確認。長さ約5m、幅約2m、地元で産出される花崗岩と香川県産の安山岩で構築された竪穴式石室と考えられている。
