概要

標高約55mの尾根先端部に立地する全長62.5mの前方後円墳。後円部径36.2m・高さ6.5m、前方部幅22.5m・高さ6m、葺石・円筒埴輪・形象埴輪(人物、馬、盾など)を備える。周濠は存在しないようだ。埋葬施設は後円部南西に入口をもつ両袖型の横穴式石室で、入口部分には把手を彫り出した凝灰岩製の閉塞石が残る。玄室部長さ約2.8m・幅約2.1m、奥壁に沿って石屋形(家形石棺)、屍床が設けられている。石屋形の屋根や奥壁には線刻によって直弧文や鍵手文、連続三角文、方形文などが描かれ、赤・青・緑・白によって塗り分けられているほか、奥壁には刀掛けとみられる4個の突起が存在する(うち1個は填め込み式)。出土遺物は人骨、銅鏡3面、玉類、耳環、武器、馬具、工具、須恵器、直弧文が施された鹿角製装具など。6世紀前半の築造。県指定史跡、1998(平成10)年指定。(現地案内板)

基本情報

所在地熊本県宇城市不知火町長崎
築造時期後期
墳丘形状前方後円
墳長62.5m
後円部径径36.2m 高6.5m
前方部幅22.5m 高6m
出土品【鏡】①画文帯神獣鏡1、③四獣鏡1、④獣帯鏡【装身具】③金製耳環1・銀製耳環1、④金製耳環4【玉類】①ガラス勾玉・ガラス小玉・ガラス粟玉④硬玉勾玉・碧玉管玉④ガラス小玉・ガラス丸玉・銀製空玉【武器】①鹿角製直弧文飾付鉄鉾・鉄鏃 ②鉄鉾・石突・鉄鏃 ③鉄刀・鉄鏃 ④鉄鉾【武具】①帯先金具②帯金具【農工具等】②鋤先・鎌・斧・鑿・刀子・鉇【馬具】②杏葉・辻金具【土器】須恵器高杯・蓋付脚台壺【その他】②ひな形製品(鉄斧・鍬先・刀子・鎌・鋤先?)・銅椀1 ⑤砥石
平入組合式家形石棺

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