概要
野川左岸の台地突端部(標高約55m)に立地する上円下方墳で、全国で5基しか確認されていない希少な墳形のひとつ。墳丘は1段目方丘部が1辺27〜28m、2段目円丘部が直径約18mで、全体の高さは現状で約2m(築造当時は3.6mとみられる)。異なる種類の土を交互に突き固める版築で構築されており、周囲には幅約7m・深さ約2mの溝がめぐる。埋葬施設は南に開口する横穴式石室で全長約7m、玄室・前室・羨道からなる複室構造をもち、羨道前面にはハの字形の墓前域が付く。床面には河原石が敷かれ、玄室内から7世紀後半頃のフラスコ形須恵器と土師器が出土した。石室直下に掘り込み地業が確認されており、石室構築前に基礎工事が行われていたことも判明している。 上円下方墳 http://kofun.info/type/11
