概要
寒風陶芸会館北側50mの緩やかな斜面に位置する。墳丘の盛り土は畑地の開墾により破壊されている。1935(昭和10)年に陶棺が掘り出された。調査後、横穴式石室は埋め戻され平坦化している。(現地案内板) 2005(平成17)年の確認調査により、甕の割れを敷いた「須恵器床」と呼ばれる床を有する古墳であることが確認された。この特殊な床構造は岡山県でも例がない。石室の規模は長さ3.2m、奥壁幅92cmである。古墳は周囲に溝を巡らせた円墳で、直径6.5mである。石室からは須恵器杯が出土した。床に敷かれた甕は寒風1号窯で焼成されたものであり、窯に近い立地から、寒風における須恵器生産に従事する工人団を統率した有力者の墓と推定される。
