概要
三次盆地南縁の丘陵上、工業団地内に保存されている。全長18.5mの四隅突出型前方後方墳で周溝を備える。墳丘斜面には貼石、裾部に列石が敷かれ、墳丘各所や周溝部で特殊器台や特殊壺などの土器が数多く出土している。埋葬施設は木棺や箱式石棺など11基があり、最も大きい木棺から管玉やガラス玉が、その他の埋葬施設から鉄製工具などが出土した。なお、近くの墓からはローマ帝国産のガラスで作られた小玉が発見されている。矢谷古墳の築造時期は弥生時代~古墳時代への移行期と推定されている。 国指定史跡、1979(昭和54)年指定。出土品も1994(平成6)年に国の重要文化財・考古資料に指定されている。
