概要

標高約60m、矢田丘陵から南に延びる緩斜面に立地する円墳。直径約50m・高さ約9m、埴輪を備える。埋葬施設は南東方向に入口をもつ両袖型の横穴式石室で全長13.95m、玄室部長さ約6.3m・最大幅約4.2m・高さ約3.7m、羨道部長さ約7.65m・幅約2.3m・高さ約1.8mを測る。室内には凝灰岩製の刳抜式家形石棺が2基置かれ、棺内外から金銅製の冠や履、太刀、馬具など豪華な副葬品が出土した。6世紀後半の築造。国指定史跡、1985(昭和60)年指定。 参考資料:現地説明板 ほか

基本情報

所在地奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2丁目1795
築造時期6世紀後半
墳丘形状円墳
墳長-
後円部-
前方部-
出土品【鏡】画文帯神獣鏡・獣帯鏡など4面【装身具】金製耳環・金銅製冠・金銅製飾履・半筒形金銅製品・大帯。花弁形・円形の金銅製品1000点以上。【玉類】大量のガラス玉多数・銀製鍍金梔子玉・銀製空玉【武器】捩り環頭玉纒大刀(魚佩をつける)・大刀・鉄鏃【武具】挂甲小札【馬具】金銅製と鉄地金銅張製の2種類(パルメット文・龍・象・鳳凰や鬼神像の透彫あり)【土器】土師器・須恵器【その他】絹製品など
刳抜式家形石棺

みんなの口コミ

3
  • Guest2022/02/01

    住宅街の中でこんなにきれいに整備されてたんだね。駐車場も確保されて、石室もガラス越しだけど見られる(もう少しガラスの透明度が高いといいんだけど)。

  • Guest2014/01/01

    円形に盛られた土が見事に整形されており、内部の石室構造が観察可能な状態で保存されている。

  • Guest2011/12/01

    2011.11.26に東京新宿で「第1回 奈良県立橿原考古研究所東京公開講演会」があって、テーマは「後期・終末期古墳とその被葬者像」で藤ノ木古墳の被葬者像もメインテーマだった。非常に興味深く面白い講演だった。なお藤ノ木古墳の被葬者は人類学から男性2人で、これを文献等から公証すると曽我馬子に殺された穴穂部皇子と宅部皇子のようだ。