概要
東西21m・南北25.3m、3段築成の方墳で墳丘には3重の列石がめぐる。埋葬施設は南に開口する両袖型の横穴式石室で全長10.2m、礫岩の切石を用いて構築されている。室内には陶棺4基と木棺1基が納められ、うち陶棺の1基には「記」の字が線刻されていた。出土遺物は鉄刀や鉄鏃、銅碗、須恵器など。7世紀中頃の築造。国指定史跡(大谷・定古墳群)、2008(平成20)年指定。

東西21m・南北25.3m、3段築成の方墳で墳丘には3重の列石がめぐる。埋葬施設は南に開口する両袖型の横穴式石室で全長10.2m、礫岩の切石を用いて構築されている。室内には陶棺4基と木棺1基が納められ、うち陶棺の1基には「記」の字が線刻されていた。出土遺物は鉄刀や鉄鏃、銅碗、須恵器など。7世紀中頃の築造。国指定史跡(大谷・定古墳群)、2008(平成20)年指定。
| 所在地 | 岡山県真庭市上中津井 |
|---|---|
| 築造時期 | 時期不詳 |
| 墳丘形状 | 不詳 |
| 墳長 | - |
| 後円部 | - |
| 前方部 | - |
| 出土品 | - |
| 棺 | - |
定北古墳の石室に納められていた陶棺4基を北房ふるさとセンターで見学してきたが、4基が並べられた光景は圧倒的な存在感を放っていた。保存状態も良好で損傷はほぼ見られず、管理人から陶棺内への複数埋葬や焼成時の通風孔としての足元の突起について詳しく教えてもらえたのが収穫だった。休館日にもかかわらず対応していただいた心遣いに感謝したい。
山道を百メートル余り進んで案内標識を過ぎると、雑木林に半ば埋もれた古墳の姿が浮かぶ。狭い石室入口をくぐると、内部は想像を上回る立派な造りで、国指定遺跡の手厚い管理が随所に伝わってくる。下草の手入れも行き届き、歴史を守ろうとする真摯な姿勢が感じられた。