概要
高取川左岸の丘陵先端部(標高約95m)に立地する古墳。墳丘は1辺約40m・高さ約12mで、版築によって2段に築かれており、上段は八角形の可能性もある。埋葬施設は南に開口する両袖型横穴式石室で全長17.76m、玄室部長さ4.86m・奥壁高2.96m、羨道部長さ12.96m・最大幅2.30m・最大高2.18m。飛鳥石(石英閃緑岩)の切石を用いて構築されており、その石材加工・石組みの技術は見事なものがある。石材間の漆喰(築造時ではないようだ)や、羨道天井石に彫り込まれた排水溝も注目に値する。土師器・須恵器のほか陶磁器・古銭も出土しており、石室は古くから開口していたようだ。7世紀前半の築造。国指定史跡、1968(昭和43)年指定。 参考資料: 『続 明日香村史 上巻』明日香村 2006年9月 現地説明板 ほか
