概要
全長約150mの前方後円墳。後円部径102m・高さ17.5m、前方部幅88m・高さ12m、後円部3段・前方部2段築成で、葺石・埴輪列が確認されている。周囲には濠がめぐらされ、前方部南側に直径50m程の円墳が近接する。内部構造は未調査だが、盗掘に遭っており、江戸時代の記録によると長持形石棺が存在したという。5世紀後半の築造。

全長約150mの前方後円墳。後円部径102m・高さ17.5m、前方部幅88m・高さ12m、後円部3段・前方部2段築成で、葺石・埴輪列が確認されている。周囲には濠がめぐらされ、前方部南側に直径50m程の円墳が近接する。内部構造は未調査だが、盗掘に遭っており、江戸時代の記録によると長持形石棺が存在したという。5世紀後半の築造。
| 所在地 | 奈良県御所市柏原字鑵子山 |
|---|---|
| 築造時期 | 中期 |
| 墳丘形状 | 前方後円 |
| 墳長 | 149m |
| 後円部 | 径径102m 高17.5m |
| 前方部 | 幅88m 長64m 高12m |
| 出土品 | - |
| 棺 | - |
掖上駅を背に進むと、丘陵地へ向かう緩い坂道。切通しを抜けると、突然視界が開ける。農地に囲まれた明確な周濠、その先に墳丘が浮かぶ。里山のどかさの中、優雅で堂々とした姿だ。 北側からのアプローチで説明板を確認し、畔伝いに前に進む。クビレ部の袂までたどり着いたが、私有地の可能性が捨てきれず、それ以上の侵入は控えた。後円部の農地際には電気柵。 この規模にしては珍しい。丘陵に四方囲まれ、圧迫感さえ感じる閉塞感。周辺の山並みに阻まれ、奈良盆地の眺望も得られない。前方部正面は狭い凹地に一本の道、背後には御所の市街地を隔てる尾根。 どこか世界が途絶している。その場所だけで成立する、孤立した空間。異質な古墳だった。
西から進むとくびれに着く。工事中の制限は残念だが、北経由で回ると解説板に出会える。そして東から眺めた時の感動。あの整った後円部の美しさ。予想外の魅力があった。