概要

鳥見山から北に伸びる尾根先端部に築かれた全長約210mの前方後円墳。後円部径約110m・高さ約19m、前方部幅約61m・高さ約14mを測り、後円部3段・前方部2段築成で葺石・周濠を備える。埴輪は確認されていない。後円部頂上の埋葬施設上部には方形区画があり、その外縁を取り巻くように土師器壺が並んだ状態で出土した。埋葬施設は板石積みの竪穴式石室で長さ約6.75m・幅約1.28m・高さ約1.7m、コウヤマキ製木棺が納められていた。既に盗掘に遭っていたが、玉葉・玉杖・鍬形石・車輪石・石釧などの石製品・銅鏡破片・武器類・工具類などが出土した。3世紀末〜4世紀初頭の築造。外山茶臼山古墳とも呼ばれる。 国指定史跡、1973(昭和48)年指定。 2009(平成21)年6月、方形壇の周囲で垣根状の柱列痕跡が発見され、葬送儀礼の重要施設が存在したと推定されている。同年10月の再調査で石室内に大量の水銀朱が使用されていたことが確認された。 2010(平成22)年1月の再発掘で少なくとも13種81面の銅鏡が副葬されていたことが判明し、国内最長約8cmのガラス製管玉も出土している。 2011(平成23)年6月、竪穴式石室の北側と東側で副室とみられる遺構が発見されたと発表された。

基本情報

所在地奈良県桜井市外山
築造時期前期
墳丘形状前方後円
墳長207m
後円部径径110m 高12.6m
前方部幅61m 長90m 高13m
出土品【鏡】波文帯四神二獣鏡1片・画文帯神獣鏡1片・内行花文鏡2~5面・天王日月獣帯神獣鏡1片・天王日月四神四獣鏡2面【装身具】碧玉製玉葉・碧玉製石釧片・碧玉製鍬形石片・碧玉製車輪石【玉類】硬玉勾玉・碧玉管玉・ガラス管玉など【石製模造品】五輪塔形碧玉製品・用途不明品【武器】剣身片(絹帛付着)・鉄鏃(絹帛付着)・銅鏃【農工具等】刀子・鉇・不明鉄器【その他】碧玉製玉杖頭・杖身(鉄心付碧玉製管状製品5個を連接)・鐓(碧玉製鉄心付)・碧玉製品断片・鉄杖身・異形石製品・鐓形鉄製品・用途不明棒状品など
刳抜式木棺

みんなの口コミ

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  • Guest2017/10/01

    北側に登り口を見つけたものの、ヤブ蚊の猛攻で見学を断念した。

  • Guest2010/01/24

    橿原考古学研究所の再発掘後に訪問。シートが被せてあり、調査が継続されていた(2010年1月23日)。