概要
全国で発掘調査などにより確定された上円下方墳のうち、現時点で最大・最古とされる古墳。 墳丘は版築(異なる種類の土を交互に突き固める工法)で3段に築かれており、2段目と3段目に葺石が存在する。1段目方形部が1辺32m、2段目方形部が1辺23m、3段目円丘部が直径16mで、全体の高さは5m以上。 埋葬施設は南側に開口する横穴式石室で全長約8.8m、玄室・後室・前室の複室構造をもち、羨道南側にはハの字形の前庭部が付く。凝灰岩切石が使用され、各室の側壁にはL字型・凸型の切組が見られる。室内からは被葬者とみられる歯、七曜文を銀象嵌した鞘尻金具、玉類、刀子などが出土した。石室直下に掘り込み地業が確認され、石室構築前に基礎工事が行われていたことも判明している。石室形態と出土遺物から7世紀中頃の築造と推定される。 国指定史跡、2005(平成17)年指定。保存整備工事は2009(平成21)年に完了し、2011(平成23)年に展示館がオープン(平日のみ)。墳丘土層標本や石室入口の模型が展示されている。 ・上円下方墳 http://kofun.info/type/11
