概要
標高約20m、菊池川右岸の沖積地をのぞむ丘陵裾部に立地する円墳で、埋葬施設は南東に開口する複室構造の横穴式石室。過去に豪快な破壊を受けており、前室部及び羨道部の残存状況は良くない。後室部は長さ約3.4m、幅約2.8m、高さ約3mを測り、室内の状況から奥壁に沿って石屋形が、床面にはコの字形に屍床が3つあったと考えられる。玄室の奥壁と両側壁には線刻や赤色顔料によって円文が描かれている。出土遺物は馬具や刀装具、鉄鏃、装身具など。6世紀後半の築造で、永安寺東古墳より後れて造られたようだ。国指定史跡(永安寺東古墳・永安寺西古墳)、1992(平成4)年指定。保存のため古墳全体がドームに覆われている。(現地案内板)
