概要

御破裂山から派生した独立丘陵に所在する全長224mの前方後円墳。別名・東出塚古墳、鉢巻山古墳。後円部径128m・高さ19m、前方部幅80m・高さ8mを測り、3段に築成されている。葺石・埴輪列を備え、近年の調査では墳丘裾から約15m北側で葺石列が発見されており、実際の墳丘規模はさらに大きい可能性がある。後円部中央には巨大な埴輪を2重に並べた方形区画があり、その下の竪穴式石室(主室)は破壊されていたが、玉類・鉄製武器・鏡片・石製品(腕輪形・椅子形・櫛形)などが出土した。主室東側の未盗掘副室からも武器・農工具・石製品などが出土している。4世紀前半の築造。国指定史跡、1980(昭和55)年指定。出土品も2005(平成17)年に国の重要文化財(考古資料)に指定された。

基本情報

所在地奈良県桜井市大字高田字メスリ
築造時期前期
墳丘形状前方後円
墳長推定250m
後円部径径165m 高23m
前方部幅110m 長104m 高12m
出土品《主室》【鏡】内行花文鏡片2・神獣鏡片1【装身具】碧玉製石釧・碧玉製車輪石・碧玉製鍬形石片・滑石製鍬形石【玉類】硬玉勾玉・碧玉管玉【石製模造品】碧玉製櫛形滑石製椅子形・碧玉製合子片・滑石製合子片碧玉製棒状1【武器】鉄剣・鉄刀。 《副室》【石製模造品】鏃形【武器】鉄剣・鉄刀・鉄製槍先・銅鏃・鉄製弓・銅製弓付・鉄製矢【農工具等】鉄製斧頭・手鎌・鑿・鉇・刀子・鋸・用途不明鉄製品【その他】碧玉製玉杖(翼状飾付石製品・紡錘車形石製品・筒形石製品・鐓形石製品など)【その他】①銅銭(寛永通宝
①木棺(形状不明)

みんなの口コミ

5
  • Guest2022/06/03

    橿原考古学研究所附属博物館に大型円筒埴輪が4本展示されている。そのサイズには圧倒される。

  • Guest2021/07/18

    学生時代に橿考研の報告書を読んでワクワクした記憶がある。いつか見学しやすくなってほしいものだ。

  • Guest2017/10/01

    南側神社鳥居右の登り口まで行ったが、ヤブ蚊が酷くて断念した。説明看板は古墳北東側にあった。

  • Guest2015/01/18

    後円部墳頂西側に、説明看板にある方形区画らしき場所を確認できました。竪穴式石室跡かもしれません。

  • Guest2015/01/18

    ネットで2010年7月撮影の説明看板写真を見つけたが、現地では看板を発見できなかった。