概要
5号墳は、丘陵北東部の縁辺部、南西方向から北東方向に向かって緩やかに傾斜している所に造られている。3号墳のすぐ東側に造られており、周堤は3号墳と一部共有している。調査前は、古墳東側は畑開墾により大きく削られていた。調査時点での墳長54m、後円部径29m、後円部高4.4m、前方部長26m、前方部幅24m、前方部高4.5m、くびれ部幅12mと、前方部がわずかに高い。 平成10年度から16年度にかけて史跡整備を前提とした発掘調査が行われた。調査の結果、後円部・前方部ともに2段構成で、斜面のみ葺石が施されていた。石の葺き方は丁寧だが、通常行われる墳丘基底部の根石列・縦筋の区画列石は見られなかった。 埴輪の樹立は認められたものの、定位置で検出されたのは、前方部東側2段の3基のみ。掘り方がない事から、単に置いただけである事は判明。埴輪の破片は前方部東側基底部に集中しており、墳丘に生善とは位置されていない事がわかる。 周溝は墳丘西側と後円部背面東側のみで、墳丘全体を廻っていない。 埋葬主体は後円部で掘り方を確認したものの未調査である。 古墳時代中期初め頃に築造されたと推定されている。 平成16年度から史跡整備が始まり、開墾により破損した箇所も当時の姿に復元され、平成19年度に完成した。
