概要
3基からなる古墳群の1号墳である。 1960年に発掘された前方後円墳である。古墳の規模は、墳長約45m、後円部径約28m、同高約4.5m、前方部長18~19m、同高約3m、後円部頂が前方部頂より1.5m高くなっている。前方部前面は、左隅角に対して右隅角が南に張り出す曲型的な「緩隅角」の形状を呈している。 後円部からは埋葬施設として木棺礫床が検出され、中国製の盤龍鏡と、蛭鎌・板状鉄斧・勾玉・ガラス小玉・土師器の二重口縁壺が出土した。前方部からも箱式石棺が検出されたが、遺物は発見されなかった。二重口縁壺の製作年代から、古墳築造時期は4世紀前半と推定される。本古墳は、山入川流域に本拠地を置き、香々美川・郷川地域一帯を配下に置いた首長の墓と考えられる。 (現地案内板)
