概要

多摩川左岸の標高約30mの台地上に立地する全長82mの帆立貝式前方後円墳。後円部径68m・高さ11m、前方部幅28m・高さ約2mを測り、3段に築成されている。前方部脇には長さ7.5m・幅10mの造出しが付く。墳丘全面を葺石が覆い、円筒埴輪・朝顔形埴輪・形象埴輪による埴輪列が整備されていた。周囲を馬蹄形の濠がめぐり、周濠を含めた全長は104mに達する。後円部墳頂に設けられた4基の埋葬施設(粘土槨・組合式石棺・木棺直葬)からは鉄製武器・武具類・銅鏡・石製模造品・玉類・漆製品などが出土しており、国の重要文化財(考古資料)に指定されている。5世紀前半の築造。 都指定旧跡(1952〔昭和27〕年指定)・都指定史跡(1975〔昭和50〕年指定)。毎年10月には古墳まつりが開催される。 参考資料:現地説明板 ほか

基本情報

所在地東京都世田谷区野毛1-25 玉川野毛町公園内
築造時期4世紀後半(5世紀中葉まで追葬)
墳丘形状造出付帆立貝式
墳長83.5m
後円部径径68m 高10m
前方部幅28~20m 長15.5m
出土品《第1主体》【鏡】内行花文鏡1【装身具】銅釧・竪櫛・玉類・合子【石製模造品】刀子・斧・手斧・勾玉【武器】鉄剣・直刀・素環頭大刀・刀子・鉄鏃【武具】革綴短甲・衝角付冑・肩甲・頸甲・錣・靫・盾【農工具等】手鎌。 《第2主体》【玉類】碧玉管玉・メノウ勾玉など【石製模造品】刀子・直刃鎌・斧・履・槽・案・坩・坏・勾玉【武器】鉄剣・直刀・鉄鏃【武具】三角板革綴短甲・衝角付冑。 《第3主体》【石製模造品】手斧・直刃鎌【武器等】刀子・盾【農工具等】鉄斧【その他】鉄製模造品(曲刃鎌2、刀子3)。 《第4主体》水晶製丸玉2。
①割竹形木棺②組合式箱形石棺③箱形木棺④箱形木棺

みんなの口コミ

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  • Guest2024/06/04

    等々力渓谷も近く、合わせて立ち寄れる。石タイルや解説板が整備されており、出土の経緯を確認しながら見学できる。墳頂まで登れ、予想より高さがあって公園全体を見渡せた。駐車場は小規模ながら公園内にある。

  • Guest2010/03/09

    玉川野毛町公園の中にある古墳で、地元の親子連れが遊ぶ公園の一角。第三京浜と環状八号線の交差点付近が目印。