概要
秋葉山古墳群で唯一の前方後方墳。墳長37.5m、後方部高さ約3m・前方部高さ約1m、周溝部で出土した大型の壺などから3世紀後半の築造と推定されており、南関東における古墳の出現を考えるうえで重要な1基となっている。国指定史跡(秋葉山古墳群)、2005(平成17)年指定。

秋葉山古墳群で唯一の前方後方墳。墳長37.5m、後方部高さ約3m・前方部高さ約1m、周溝部で出土した大型の壺などから3世紀後半の築造と推定されており、南関東における古墳の出現を考えるうえで重要な1基となっている。国指定史跡(秋葉山古墳群)、2005(平成17)年指定。
| 所在地 | 神奈川県海老名市上今泉4丁目 |
|---|---|
| 築造時期 | 時期不詳 |
| 墳丘形状 | 前方後方 |
| 墳長 | 41m |
| 後円部 | 径1辺20.5m 高2.5m |
| 前方部 | 幅16m 高1m |
| 出土品 | - |
| 棺 | - |
出現期において前方後方墳と前方後円墳が共存するこの古墳群の配置は、単なる時間的な同時性を超えた何かを物語っている。後方形と円形という形態差が統治構造の階層を反映しているのか、あるいは異なる勢力圏の併存を示しているのか。同一地域への複数埋葬地の成立自体が、この時期の社会が想像以上に複雑な組織性を備えていたことを示唆している。規模において3号が優位にあるという点も含め、こうした多角的な情報を一遺跡に内包する稀有な存在が、国指定史跡としての価値を確固たるものにしている。